323日目
引き続きスペインです
アルハンブラ宮殿で有名なグラナダにやってきました
もちろん一番最初に宮殿に行ってみることに
丘の上に立つ宮殿まではぐるぐると山道が続きますが
空気が澄んでいて、緑の中を歩くのがとても心地がいい
都市ばかりを訪れてしまいがちですが
旅は地方、田舎町を訪れてこそ
その国の歴史や人々の暮らしに触れられるもの
13世紀に完成された広大な宮殿
内部の装飾はため息をつくほど美しく
青空が広がる中庭は気づかぬうちに佇んでしまうほど
山に囲まれた自然と宮殿との調和で織りなすその空気感を言葉に表せば
惚れ惚れする
この一言につきる
身体も気持ちもうっとりさせてしまう絢爛さ
金銀をあしらった豪華さとは違う
ゆっくりと贅沢なときが流れるこの場所は
こだわりにこだわりぬいて築かれたのだろう
来て良かった
遠くの山を見ながらただそれだけを確実に思い
今度は今眺めている丘の街
旧市街にいってみることに
白い家が続く丘の街
石畳の階段と細い道
迷路のようで
どこを歩いているのだか
どこにたどり着くのかもわからないけれど
迷うことが楽しいと感じてしまうほど
わからないまま、迷いながら出た道は
あの宮殿の真下
怖がらず迷いに迷って進んだ道が辿り着いたところは
こだわりぬいて作り上げた場所でした
"迷いとこだわり"
強くこだわる何かがあるからこそ迷う
わからないほど迷う何かがあるから
こだわりが生まれる
それが完成するには長い長い年月が必要なんだと思う
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